「料理のこだわりなんかないよ。毎日、普通につくるだけやね」。

プロフィール

名前:尾崎

肩書き:ヒロマ亭総料理長

担当:調理全般、味付け、飾り付け、仕込み

出身地:鹿児島県

年齢:54歳

趣味:映画鑑賞

 

ヒロマ亭に勤めてもう10年ですね。

来た理由は‥家から近かったから(笑)。

僕は長崎出身で、高校を卒業後大阪に来て、調理師学校に通ってました。

一度は地元に帰ろうかと思ったけど、結局関西にいますね。

当時は付き合ってた彼女もこっちにいたし…(笑)。

 

ここに来る前は「なだ万」という料亭にいましたけど、それ以前も鹿児島料理の店とか、

病院、デパート…色んな職場でつくってました。ヒロマ亭は、結構長く続いているほうですね。

 

ここの仕事は、他とちょっと違うんですよ。

調理だけじゃなくて、売り場に立ったり配達したり、色々やらんとアカンのです。

その日社長が仕入れた食材を見て、費用を抑えながら美味しく作らなきゃいけない。

臨機応変さが求められます。

 

それに一般の調理場は、指定されたお店の味から、はみ出さないように作るのが仕事だけど、ここは自由。

だから、僕の好きな味付けに任せてもらえてる。それが気に入ってるかな。

 

僕、料理へのこだわりってないですよ。

「あるもので作る」ってことくらいで。

お弁当が売れて食材がなくなったら、主婦のように冷蔵庫を見て即興で作らんとダメやからね。

そりゃね、夏は塩分をすこし多く、冬は減らすとか、食材の水分の量で揚げ物の順番変えるとか、

それくらいはするよ?でもそれは当たり前のことだよね。

 

食材が厳選されてるから、ここのお弁当は大変なんだよ。

仕込みの時間は長いし朝は早いし、夏は暑い。

卵焼き巻いてる時なんか、あったかくて眠くなるもん(笑)。

でもね、お弁当食べてくれた人から「美味しかった」と言われたら、そりゃ嬉しいし。

 

僕が食べたいお弁当って、田舎のおばあちゃんが作るような、素朴な味のお弁当。

いくら食べても飽きないようなね。そういうのがいいんじゃないの?

たまに普段作らない高いお弁当とか、オードブルの注文が入ると、ちょっと遊んでやろうってテンションは上がるけど(笑)

 

毎日、当たり前に普通に作る。

それがヒロマ亭のお弁当の良さやと思うね。