父と母が築いてきた歴史があるからこそ、改革ができる。
ヒロマ亭のお弁当は、
『家族をつなぐお弁当』です。

プロフィール

名前:西本琢馬

肩書き:脱サラした四代目

役割:インターネットを使った集客、
チラシ・看板作成、営業

出身:大阪

年齢:26歳

趣味:DIY、モノ作り

僕は小学3年から大学まで、家の仕事を手伝っていました。

父は厳しい人で、「住ませてもらって有難うございます。手伝わせてください。だろ?」

そんなノリ。もちろん強制でした。(笑)

 

毎週日曜日は、朝5時から駅前の売店の開店準備。

「継ぐことになったら大変だろうな」と、子供ながらに感じていました。

ただ、両親が苦労している様子は見ていましたし、手伝いを嫌だと思うことはあっても、そのことで喧嘩をしたことはありません。

売店に立っている時、友達が目の前を通ると恥ずかしくて隠れることはありましたけどね。

 

転機は僕が大学3回生の春。

駅前の売店が不審火で全焼して…衝撃でした。

それで、実家の目の前で売店をしようということになったのが、現在のヒロマ亭の始まりです。

 

大学卒業後は、普通に大手企業に就職しました。

お弁当屋さえやらなければ、それ程しんどくないと思ってたんですよね。

何より親が、会社員になることをとても喜んでいました。

でも3年後には退社して、ヒロマ亭を手伝うことに。

理由は「結婚」と「挑戦」でした。

 

僕は『日常を大切にしたい』とずっと思っていたんですよ。

家に帰って、奥さんと夜ごはん食べている時間が一番幸せなんです。それに、どうしても子育てがしたくて。

勤め先は転勤も多く、労働時間が長かったので、その状況では叶わないと思いました。

 

それに、お弁当屋さんを僕が始めたら、ヒロマ亭を変えられそうな気がしたんです。

親が大変な姿を長く見てきたので、親孝行の感覚に近かったですね。

母は「会社員のほうが安定だから」と、僕が来ることに猛反対でしたが、父は賛成してくれました。

一緒に働きたいと思っていてくれていたようです。

 

ヒロマ亭では、インターネットを使った裏方をしています。

ホームページの運営や、LINEを使って日替わりメニューの配信などしています。

SNSを通してお客さんから頂いた感想を、すぐに反映させるのが僕の役割。

それがとても楽しくて、やりがいを感じています。

運営を一瞬で変えることができるスピード感は、サラリーマン時代には味わえなかったことですからね。

食べてくれる方の生の声をダイレクトに聞くことは、とても励みになるし、勉強になります。

 

今後の夢は、ヒロマ亭をもっと改善して、職人さんや両親に少しでも自分たちの時間を増やしてあげること。

両親もいつまでも若くはないので、お客さんに迷惑をかけない方法で、家族の時間を持てればと思っています。

 

インターネットから来店してもらう仕組みは順調にいっていますが、それは父と母、

職人さんの絶え間ない努力があってこそ。

だからここまでお店が続いて、根強いファンがいてくださるんだなと。

それを僕が守っていきたいんです。

両親のお弁当に対する想いの強さは、一緒に働いてみて、初めて理解できた気がしています。

家族で仕事をしているとよく喧嘩もするけど、ヒロマ亭のお弁当が家族をつないでくれている、そう感じています。

この仕事を始めてから一番嬉しいことは、お昼ごはんがおいしいこと。

あ、もちろんうちのお弁当ですよ(笑)。